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ウッシーのコラム

無精の巻

2017年11月10日

ここまで更新をサボると、もう度を超えたアホのように開き直ってしまって
このままフェードアウトしてしまいそうでならない。
人生、何かをやり通したことなどない極度の飽き性である私が
小さなネタを拾い集めては細々と続けてきた当コラム。
「面倒だからもう辞めてやる」と言ってしまえば済むのだけれど
少なからず楽しみにしていただいている暇人・・・いや読者がいると思えば
その無責任さも小さく萎んでゆくものだ。
学生の恋愛じゃあるまいし、勝手に自然消滅しては面目が立たぬ。

 

気づけば年の瀬も近く、毎度のことながら「今年も早かった」と一年を振り返る。
充実を装うかのように、小さな思い出の破片を集めてはパズルのようにつなぎ合わせる。
思い出なんてそんなものだ。
どれだけキラキラと輝く栄光も、時が過ぎればただの記憶の欠片である。
それらを掘り起こして快感に浸ることは充実と言えるだろうか。
実際、一年を振り返ってみたところで、思いのほか大したことはしていないものだ。
「今年こそは」と意気込んでも結局は平凡な日々にちょろっと毛が生えた程度である。
華やかな出来事など誰しもそんなにあるわけではない。

 

重要なのは「没頭できるかどうか」だ。
男なら一つぐらいは寝食忘れて没頭できる趣味があるだろうと思う。
たとえ華々しくなくとも「これをやっている時が一番楽しい」と思える何かがあれば
もう人生勝ち組である。
他人に劣等感など感じることなく、過去の栄光を反芻せず、我慢せず好きなことをやり続ければ
それは紛れもなく「充実した日々」となるはずだ。

 

かくいう私は多趣味が高じて万年金欠の身ではあるが
どうにかこうにか日銭を工面して生き長らえている次第である。

 

実は今夏あたりから、1級船舶免許を取得するため、暇を見つけては勉学に励んでいる。
2級と違い1級は外洋に出ることが可能なため、海図を理解しなければならないが、
これがなかなか面白い。本当によくできている。
大人になってから勉強するのも悪くはないものだ。

 

今思えば、私の人生観をごっそりと変えたのが車でもバイクでもなく、船であった。
16歳の冬、太平洋のど真ん中で見たあの世界が今なお瞼の裏に焼き付いて離れない。
いつか自分自身で大海原へ飛び出したい。
白波の向こうに果てしなく続くロマンを感じたい。

 

海は広い。
それはそれはとてつもなく広遠であり、そして偉大だ。
私の乏しい感受性では捉えきれないほど、彼らは計り知れない可能性を秘めている。
そんな世界に、自分の足で飛び出すことができればどんなに素晴らしいことか。
願わくば、死ぬまでには太平洋横断を敢行したいものだ。
厳密に言うと、沿岸100海里を越える場合は最低でも海技士1名の同乗が必要なわけだが
どうせなら美人海技士でも同乗させてロマン航行を実行したいと企んでいる。

 

まだまだ止まぬ好奇心。
それが今の私の原動力だ。
この世に存在するもの全てに興味があり、死ぬまでにできる限り体験してみたい。
男というのは、遊びを忘れた瞬間から老いるのである。