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ウッシーのコラム

屏息の巻

2016年01月05日

新年だからと殊更に改めてみても、特にこれといった真新しさはなし。
まぁ新居になったおかげで心なしか新鮮味はあるものの、普段と何ら変わらぬ日常である。
田舎へ帰省し、旧友と鍋を囲み暫く昔話に花を咲かせた。
珍しく実家へ寄ってみると、たちまち猫に威嚇され、肩身の狭い思いで眠りにつく。
恐ろしいほどの静寂。
夜が軋むのを聴くような冷たさがあった。
眠れずベランダへ出ると、億万の星屑が棚引いていて
まるで世界の果てを見ているような、居た堪れない感慨であった。
歳いく度、一人息子という妙な重圧が迫ってくる。
結婚なんてものは、下らぬ強迫観念でするものじゃあない。
かといってこのまま瘋癲生活を存えても木偶の坊で終わるのは目に見えている。
身を固めることへの恐怖心はいつになっても変わらぬもの。
「今まで好き勝手遊んできたし、そろそろ身を固めよう」というわけにはいかぬ。
そんな固めるテンプルのように簡単に身が固まってくれれば苦労はない。
いっそのこと、無人島へでも放り込んでくれれば楽なのだが。
余計な雑念など捨て去り、自給自足の日々に観念する。
ただ今日を生きることのみを懸命に考え過ごすことが出来たのならば
或いは何か路が見つかるかもしれん。
2016年、後悔なきよう突き進むのみである。