JUG A BILLY CATS

BLOG

ウッシーのコラム

都心の巻

2015年07月23日

都心の下拙な暑気がじっとりと首筋を這うのを
もはや懐かしくも感じてしまうほどに
気付けば大阪での生活も随分と長く経ったものだ。
清閑な地中から突如飛び出た蝉の幼虫のように
あらゆる枉惑に右往左往し、ようやく眼前の木を登り始めた。
出てきた穴へ戻れば楽なことは知っている。
しかし、あの群青の大空へ羽ばたくには登らねばならぬ。
無碍な生き方などあるはずもないが
人はいつだって無難な道を選びたがるものである。
無難に価値なき。
有難こそまさに有難き。