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ウッシーのコラム

結露の巻

2015年01月03日

曇りガラスの上を走る結露の粒が
枝垂れの穂先のように細く消えていくと
辺りは途端に静寂と憂鬱に包まれ
厳寒の軋む音だけが木霊する。
その幽暗な夜に少しの懐かしさを覚えたかと思うと
瞬く間に追憶の底に溺れる。
小さな感傷が幾度も胸を突き刺して
息苦しいようで心地の良い感覚に暫く沈み込む。