JUG A BILLY CATS

BLOG

ウッシーのコラム

考える葦の巻

2014年09月01日

どこかで虫が鳴いている。
夏の喧騒を洗い流すように、幽かではあるが晩秋の気配を含んだ夜風が通る。
少し湿り気の残る風を受けては、だらしなく揺れる桜の木が寂しくあって
その心細く伸びる枝の隙間から漆黒の闇が浮き上がった。
店の前のイチョウもいよいよ葉付きが良くなり
白々しく秋を待つ様子がまるで女の媚態のようで艶かしくある。
そこに情欲こそないものの、どこか昔知った女を見るようで
様々な感慨を思い返して夏の終わりを?み締めている。
高々30歳そこらで人生を鑑みるのも青臭い話ではあるが
自身の勉学の乏しさに辟易してばかりでは意味がない。
過去から学ぶしかないのだ。
そして未来を作る。
再生よりも創造。
人間、常に何かを生み出していなければ、そこらの葦と大差ない。