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ウッシーのコラム

翳る日々の巻

2014年07月23日

梅雨の過ぎた空は一層にも暑気を抱えているようで
一片の鱗雲がだらしなく漂っている。
その抑揚のない姿はどこか自分を映し出しているように見えて
何とも切ない感慨に追いやられる。
まるで夢でも見ているような数日間であった。
精一杯に取り繕った平常心。
もう大丈夫だと言い聞かせ、いつもの自分を装うものの
ほんの少しの気持ちの揺らぎで、それらはバキバキとひび割れ、崩れていく。
胸の中に鉛を流し込まれたような、言いようのない息苦しさが抜けない。
同じ日々が半ば永遠に続くものだと思っていた。
『幸せ』なんていう薄ら寒い言葉でさえ、恥ずかしげもなく反芻している自分がいた。
過ぎ去った日々が何度も脳裏を霞め
それらがもう二度と戻ってこないと知りつつも、翳りゆく時の隙間に立ち止まる。
思い出とは厄介なものだ。