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ウッシーのコラム

苦悶の巻

2014年03月20日

春陰の空からサラサラと零れる雨垂れは窓ガラスに一つ一つ張り付き
蜜柑色に焼けたびいどろのように、団地の明かりを吸い取って浮かべている。
それはまだ少し遠い夏の訪れを一寸連れてきたようで
何となく寂しく、それでいて軽快な感慨を含んでいる。
そんな春霖とは裏腹に
私の鼻水はまるで湧水のようにこんこんと止めど無く溢れ出てきて
もう花粉症の薬など何の役にも立ってはいない。
困ったものだ。
飯の味も分からず、コーヒーも白湯のようである。
その上寝付きも悪く、寝起きも悪い。
まるで生きた心地がしない。
花粉のない地域へ逃亡したいものだ。
切実に。