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ウッシーのコラム

コンクリートの巻

2014年01月30日

コンクリートのような空を見上げては生まれた町の空を思い出す。
こんな鉛色だったろうか。
いつしか随分と歳を食ってしまった。
あの頃の空の色なんて遠に追憶の彼方にある。
薄暗い部屋で、窓を滑る雨粒をじっと目で追う様子に哀れみを感じて
どこかへ出かけようと着替えたものの、また椅子に腰掛けてしまった。
どのみち今夜はスタジオリハーサルがあるし
暫くはこのモノクロ写真のような淡く静かな午後に沈んでいよう。
時には、何もせず何も考えず瞑想のように心を解放してやるのもよい。
夜風の些細な抗いや、遠い大地の息吹を微かに感じて
日々の凝り固まったストレスを解してやるのだ。
どれだけ好き勝手に生きていてもストレスは溜まるもので
真っ当な社会人から見れば『そんなもんストレスちゃうわ』と言われそうなことでも
私にとってはもう夜も快眠できぬほど胸が狭窄してしまう。
そして真夜中に自転車で飛び出しウギャアと奇声を上げながら街を一周するのである。
平和なもんだ。