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ウッシーのコラム

帰省しないの巻

2013年12月30日

長らく実家へ寄っていない。
地元へは何度か足を運んでいるものの、旧友と他愛のない話をしてそのまま帰ってくることがほとんどだ。
以前は『せめて盆と正月ぐらいは』と妙な義務感で帰るようにしていたが
ここ1、2年は何かと理由をつけて実家への帰省を拒んでいる。
拒むというと語弊があるかもしれないが、別に大した理由などあるわけではない。
男の子なんてみんなそういうものだろう。
一度親離れをすれば誰だって多少なりとも疎遠になっていくものだ。
実家の猫も私のことなどすっかり忘れてしまって
その余所余所しく他人行儀な装いに笑ってしまうほどだ。
昔は玄関にちょこんと座り私の帰りを待っていてくれたものだが。
歳月の移り変わりは不自然なほどに早く
行くあてのない戸惑いや躊躇いが胸の中で軋んでいる。
早く大人になりたいと願っていたあの頃の想いが
今となっては淡く霞んでいくことにどこか寂しさを感じながら
倥偬と駆けてゆく時間の中でただひたすらに歩を進める。
現状維持は後退と同じだ。
常に前へ進んでいなければ進歩とは呼べない。
そして厄介なことに、どれだけ前に進んでいるつもりでも
時間という轟々たる向かい風に押し返され気付けば後退していることだってある。
足元ばかり見ていては駄目だということだ。
もちろん人それぞれ色んな生き方があって、正誤を判断することなど出来ない。
しかし、やはり私には進み続けている人間の言葉の方が心に響くのである。