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ウッシーのコラム

渺漫の巻

2013年12月10日

随分と年も暮れてきた。
今まで屹然とそこにあった『余裕』みたいなものがふっと姿を消して
怯懦にも似た不安感が私の眼前に突然現れる。
それは大きな壁とかではなくて、深さの読めぬ泥濘のように
そこで音もなく静かに揺れ動いているのである。
自身の年齢に対しての人生の歩み具合に葛藤を覚えることは誰だってあるだろう。
時には、恬安した人生をつつが無く生きることに憧れたりすることもある。
『普通に生きてりゃ楽だろうなぁ』なんて身も蓋もない思慮に陥ったりして
道行く人たちを嫉妬深く睨んだりする。
後悔というものとはまた違っている。
結局はこれも一つの『欲』なのだろう。
欲の深さは身を滅ぼすと教えられてきたが
現状に満足して思 考停止してしまうことこそ何よりも恐ろしい。
欲を出したせいで人生の何かが犠牲になったと騒ぐなら
もう博打の一つもできやしない。
人生という大博打で、犠牲に怯えているようでは何も得るものはない。
どれだけ勝とうが負けようが、結局みんな骨になって何も残りゃしないのだ。
だったら、有り金全部突っ込んででも楽しい方がよい。