生きねばの巻
2013年07月25日
もう7月も終わりか。
まったく、恐ろしい速さで毎日が駆け抜けていく。
なぜ歳をとる毎に時間の過ぎるのが早く感じるのか。
昔読んだ本にこう書いてあった。
5歳の人間にとっての1年は人生の5分の1で
50歳の人間にとっての1年は人生の50分の1である。
うむ、当たり前なようで深い話だ。
少し哲学的で掴み所がないが、実際これが大方の理由だろう。
ということは、60歳、80歳にもなれば
今よりも2倍、3倍と早く感じるようになるということか。
勘弁して頂きたい。
寝てる暇さえありゃしないじゃないか。
老後は隠居か、それとも全世界を放浪するか。
長生き出来るかどうかなんて分からんが
酒もタバコも食わぬ人生の果てにポックリ早死にでもした日には笑い
ものだろう。
まぁそれはそれで良い。
『あいつ、酒もタバコもやらんのにもう逝きやがった』と
笑い話にでもしてくれれば未練なく成仏できそうだ。
先日ジブリの新作『風立ちぬ』を観終わってロビーに出ると
大きなポスターのサブタイトルが目に入った。
『生きねば』
ふむ。
確かに、生きねばなるまい。
生きる意味なんて考えるのは少し野暮ではあるが
誰かのために生きることができる日がくれば、そりゃあ素敵な人生だと笑えるに違いない。