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ウッシーのコラム

島影の巻

2013年07月08日

まだ蝉は鳴かぬようで、新緑が遠く萌えている。
もう幾分すれば五月蝿くなるのだと、いつかの夏を懐かしむのだった。

田舎へ戻る日数はないだろう。
どうせ道は混むのだし、余計にくたびれてしまうのは目に見えている。
別段に用事というものもない。

別荘というと大袈裟だが、どこか片田舎に古民家でも持ちたいものだ。
ふとした時に気の留まる場所があればと常々思ってはいるが
やはりなかなか上手くいくわけではない。

家というのは管理が必要だ。
誰かが住んでいないとすぐどこかが駄目になってしまう。
そのために管理人を使わせるのも煩わしいし
この歳で山奥の古民家に蟄居するわけにもいかない。

それならそれで古民家カフェのような洒落の利い
た風合いで
山菜の窯焼きピッツァだか何だかをべらぼうな値段で売りつける羽目になる。

どうせ田舎に家を持つなら細々と過ごしたいわけだ。
華やかな世界で活躍するばかりが幸せではなかろう。
最近、そう思えるようになってきたのであった。