JUG A BILLY CATS

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ウッシーのコラム

あずき洗いの巻

2013年07月31日

浴室の鏡に映る自分の体を見て悲観する日々が続き
いよいよ肉体改造が必要だと決心した次第である。
どれだけ食っても太らなかったはずが
いつしかオッサンのような体型に変貌していく様はまさに阿鼻叫喚だ。

体型や体重は平均レベルなんだが、いかんせん筋肉がえらい退化している。
佐川急便を辞めてから、もう7~8年。
それからずっとオフィスワーカー。
そりゃあ筋肉のキの字もなくなるはずだ。

男たるもの、ある程度はシュッとしていたい。
あずき洗いのような見窄らしい身体じゃ、中学生にだってカツアゲされかねない。
女性に重い荷物を持ってくれと頼まれても
『ウギギー!ぐおおー!』と腰が引けていたら格好悪いし
最終的にビンのフタさえ開けられな
い耄碌ジジイに成り果てて
老人ホームに放り込まれるのは避けたいところだ。

水泳がベストなんだろうけども
こんなチンピラみたいな身体で入れるプールなんてありゃしない。
ジョギングも以前途中で放り出してしまったわけだし
じゃあ一体私に何が出来るのかとまた悲観する日々が続くわけである。
どうしようもなくダメな大人だ、まったく。

祭りの巻

2013年07月29日

祭りの夜店でクジに当たりを入れてなかったということで店主が逮捕されてたが
そもそも本当に当たりクジを入れてる店なんてあるのかね。
そりゃ高額商品以外の当たりは入れてるだろうけども
祭りの夜店で高額商品が当たってるところなんて見たことがない。
プレステなんて箱を置いてるだけだろう?

それはともかく、祭りの夜店というのもそろそろ目新しいものが必要だ。
見世物小屋とまではいかなくとも、何か非日常的で奇妙珍妙な興行があってもよい。
夏の夜というのは誰しもが開放的になり、何かしらアバンチュールを求めるものである。

人里離れた集村では未だに不可思議な珍祭が行われているようだが
都心部はどうしても在り来りな祭りしか見ることができない。
いや、むしろ祭りというのは名ばかりで、すでにただのイベントと化している。
何だかなぁという感じだ。

日増しに田舎への移住願望が大きくなってきている。
都会の喧騒に嫌気がさして、このままではいよいよ引きこもりになってしまう。

どこか廃村になった集落へ若者ばかりで移り住んで
そこで新たなコミュニティーを形成していくのも面白そうだ。
つまり、リアルシムシティー。
何か最近そんなことばかり考えている。

追憶の巻

2013年07月27日

ジメッとした夏空を見上げて目を細めては懐かしさに胸を焦がしている。
大人になりたくないと子供じみたワガママを呟いてみても
時間も世間も容赦なく目の前を走り去っていくのだった。

夏というのは本当に厄介だ。
勝手に胸の中をこじ開けて、忘れかけていた記憶を掘り起こしやがる。
無論、そのまま忘れていたかったものまで掻き回すものだから
またあの時と同じように悶々とせざるを得ない。

やはり心の休息は必要だ。
どれだけ満たされた日々であっても、たまには心の中を空っぽにしてやることで
目に見えない錆び付いた何かが洗い落とされるような気がする。

生きねばの巻

2013年07月25日

もう7月も終わりか。
まったく、恐ろしい速さで毎日が駆け抜けていく。
なぜ歳をとる毎に時間の過ぎるのが早く感じるのか。
昔読んだ本にこう書いてあった。

5歳の人間にとっての1年は人生の5分の1で
50歳の人間にとっての1年は人生の50分の1である。

うむ、当たり前なようで深い話だ。
少し哲学的で掴み所がないが、実際これが大方の理由だろう。

ということは、60歳、80歳にもなれば
今よりも2倍、3倍と早く感じるようになるということか。
勘弁して頂きたい。
寝てる暇さえありゃしないじゃないか。

老後は隠居か、それとも全世界を放浪するか。
長生き出来るかどうかなんて分からんが
酒もタバコも食わぬ人生の果てにポックリ早死にでもした日には笑い
ものだろう。
まぁそれはそれで良い。
『あいつ、酒もタバコもやらんのにもう逝きやがった』と
笑い話にでもしてくれれば未練なく成仏できそうだ。

先日ジブリの新作『風立ちぬ』を観終わってロビーに出ると
大きなポスターのサブタイトルが目に入った。

『生きねば』

ふむ。
確かに、生きねばなるまい。
生きる意味なんて考えるのは少し野暮ではあるが
誰かのために生きることができる日がくれば、そりゃあ素敵な人生だと笑えるに違いない。

ゴールドの巻

2013年07月24日

自動車保険の更新通知がきて気付いたが、なんと免許がゴールドだった。
そういえば前回の免許更新以来、ポリスマンに止められた記憶はない。

ついでに言うと、前回もゴールドのはずだった。
ゴールド目前で、ジジイの罠にハマってしまったのだった。

田舎の一車線の国道を走っていたとき、目の前にトラクターがのんびり走っていた。
まぁ田舎ではよくある光景だ。
追い越し禁止の国道ではあったが、そのままのんびり走るわけにもいかない。
トラクターを追い越した瞬間、向こうからパトカーがきていた。
案の定止められ、罰金を支払う羽目に。
それを横目にトラクターに乗ったジジイは半笑いで走り去っていった。
免許更新の1ヶ月前の出来事だった。
ジジイめ。

今のところ、次の更新まであと1年。
まだまだ気は抜けない。

坦懐の巻

2013年07月22日

耳の底を劈くような蝉時雨を抜けて小学校の門をくぐる。
何年ぶりだろうか。
選挙というものがなければ、この歳になって小学校へ足を踏み入れる機会などなかっただろう。

夏休みに入り、人影の消えた校舎は少しひんやりとしていて
普段なら子ども達の賑やかな声が響いている廊下も静寂の中に寂しく佇んでいる。
それが遠く騒がしい蝉の声と相反して、まるで別の世界にでも来たような錯覚を覚えた。
そしてホコリとカビの匂いが古い記憶を弄るように鼻先を掠めて
つい懐かしさに立ち止まっては小さな運動場に過去の自分を投影するのだった。

投票を終えて、そのまま田舎へ帰省した。
帰省といっても実家には寄らず、数年ぶりに旧友が集まり昔話に花を咲かせて帰って
きた。

それぞれが大人になり家族を持っても
他愛のない話でゲラゲラと笑い合う感覚は学生時代と何ら変わってはいなかった。
時間だけが勝手に一人歩きをして、自分たちはあの時のまま同じ場所に立っているような気がした。
それが妙に嬉しくも寂しくもあり、何とも言えぬ感情が胸を満たしていった。

過ぎ去る時の速さに蹌踉することは、ある種幸せなことかもしれない。
立ち止まり、鑑みて咀嚼することで人生をもっと深く味わうことが出来る。
時の経つことを忘れてしまえば、気付いた時には老いぼれていることだろう。

猫の巻

2013年07月19日

セブンイレブンの弁当の陳列棚に猫がいる写真が世間を騒がせている。
猫好きの
私からすれば『可愛いから許す』と思ってしまった次第だが
落ち着いて考えてみれば確かにあまり気分のいいものじゃない。
合成写真じゃないのかと騒がれているものの、セブンイレブン側からすれば釈明が難しそうだ。

先日はローソンの冷凍庫の中に人が入っている写真が話題になったり
まったく世の中は珍妙な出来事の連続だ。
事実は小説より奇なりというやつか。

珍妙な人生を生真面目に生きるのもまた珍妙。
かといって珍妙な人生だからと珍妙に生きても気違い扱いされるばかりである。
まぁ、後ろ指差されるぐらいが丁度よい。
批判されてこそ、物事には存在意義があるのだ。

やっぱXはジャパコア時代がよい。

世知辛さの巻

2013年07月18日

まだ熱を余した風が窓辺で揺曳している。
陽は遠に西の果てに姿を消して、海の底を見るような寂しさが漂っている。

こんなにも夏らしい夜に一人で過ごす虚しさったらありゃしない。
蚊取り線香の煙に巻かれてどこかへ飛んでいってしまいたい気分だ。

先日の3日間、大自然の中で過ごしたせいか
『田舎に住みたい』というバロメーターが振り切れそうで
排気ガスにまみれた感情が今にも爆発してしまいそうな今日この頃。

この感傷的な毎日に溺れぬよう悲観せぬよう過ごしてはいるものの
頭のどこか片隅でボワッと浮かび上がっては私を困らせる。

時に旅愁じみた旅番組なんかを観てしまうと
もう自分を取り巻く何もかもを放り出して気の趣くままに歩を進めてやろうかと思ってしまうが
そこでやはり『大人の事情』というヤツが目の前を遮るわけである。
世知辛い。
好きなことばかりやっている人生だからこそ好きなことができない時もある。
そんなもんか人生なんて。

黛色の巻

2013年07月16日

倦怠感と虚無感が足元から襲ってくる。
まるで何もなかったかのように平然と日常が始まり
まだ何かフワフワとしたものが頭を行き交っている。

つい昨日まで喧騒を忘れ、真夏の大自然に溶け込んでいたのが遠い夢のようで
色褪せた古い写真を眺めるようにこの3日間の出来事を掻い摘んでは
その度に愁傷の想いが胸の中をギュッと締め付けるのだった。

海に潜ったり、川に飛び込んだりで
決して若いとは言えない大人たちが、純朴な少年のように遊んでいる姿は
女性陣から見ればえらく滑稽に映るかもしれないが
あのとき確かに全員が少年時代の自分に戻っていたのは事実である。
夏の日差しに研ぎ澄まされたのか
忘却の記憶が水面にキラキラ揺れているような気がし
た。

来年も同じ場所でみんなに会いたいものだ。
いや、会おう。

厭世から遠征の巻

2013年07月12日

早いもので、明日から毎年恒例の和歌山遠征である。

今年のゲストは関東からOINK、The Starlite Wranglers
そして毎度お馴染み、愛知が生んだデスメタルバンドBANQUET ROVERだ。
うーむ、素晴らしいラインナップだ。
ライブもいいが、この数日間は遊びがメインとなってしまうのは否めない。
そんなバンドマンの風上にもおけない駄目な大人たちが集まって
暴飲暴食の果てに海水浴とか温泉に耽っては夏を満喫するのである。
大人になって忘れてしまった何かに憧憬の念を抱いて生きている。
蟠りなく消えてゆく虫の声のように何もかもが夏のひとときの事情だと思い込み
因循な日暮らしに没頭するあまり突然の強い日差しに眩暈して狼狽してしまう。
日常から逸脱するべきだ。
人は楽しむことを忘れてはいけない。
では、よい週末を。
ごきげんよう。
 
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