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ウッシーのコラム

虚無感の巻

2013年03月28日

それなりに充実しているであろう毎日の中で
ふいにやってくる虚無感のようなものは何なのか。
それはゆっくり近付いてくるのではなくて
気がつくとすぐ真横にあったりするわけで
自分でも豪く驚いてしまうことがある。

報われない努力や叶わぬ夢なんてものは誰だって胸中に持ってるもので
そんなことにいちいち立ち止まり虚無感を抱いていてはキリがない。
それでいてもなぜかふと立ち止まってしまう時はある。
そう、それがたとえ幸せに満ち溢れた日々でも。

長い人生の中で
自分の選ぶべき道、目指すべき場所というものが蜃気楼のように浮かんでは消えて
それがいつしか虚無の濃霧となって視界を奪いはじめる。

一歩踏み出すことに怖気づいて、その場に立ち竦んだまま人生を鑑みたときに
『あぁ、俺は一体なんのために生きてるんだろう』なんて
まるで絵に書いたような欝情に苛まれては苦しみ
躍起になって自己嫌悪の檻の中から逃げ出そうと必死になる。

こういった異常にも見える悲観感情は実は決して異常ではなく
恐らく誰だって一度は経験したことのあるものではないかと思われる。

それなりに充実した人生に突如やってくるこの厭世的な虚無感は
徒らに心の中に穴を開けて去ってゆく。
船出に逆らう波のように、大きく砕けては消えてゆくのだ。
成長とは何とも歯痒いものである。