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ウッシーのコラム

団地の向こうの巻

2013年01月13日

底冷えの夜。
遠くで貨物列車の音が聴こえる。
今にも風に消え入りそうなその錆くさい音色は
どこか懐かしく私の胸の中をこそば痒くさせた。

これといって貨物列車に深い思い入れなどないのだが
あの音を聴くとどうしてもノスタルジーに入り浸ってしまう。
普通の列車の音ではダメだ。
貨物列車じゃないとダメなのだ。
それも間近で聴こえる音ではなくて
遠くの団地の向こ うから幽かに聴こえてくる感じがベストである。

遠くの貨物列車の音に歓喜している人間もいれば
近くのミサイルの音に恐怖している人間もいる。
こんな下らないことに小さな喜びを覚える自分は幸せ者か。