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ウッシーのコラム

スタンスの巻

2012年11月22日

『山本五十六』を観た。
基本的に太平洋戦争と名のつく映画は滅多に観ない自分が
なぜそれを手に取ったのかと言えば
監修が半藤一利だったからだ。

高校の頃、彼の『昭和史』という本を読んだのを覚えている。
心身ともに少しずつ大人になりかけて
ちょうど自分のスタンスというものを意識しだす頃だ。
何も考えないことが普通だと思っていたが
そうではないことに気づいた。
人間、目をつむって真っ直ぐ歩くと大抵は左右にブレるものだ。
たとえ自分は真っ直ぐ歩いているつもりでも。

気付かないうちに道を踏み外すことは避けたかった。
大した取り柄もなく
毎日適当に何も考えずに過ごしているただの高校生だったが
せめて『俺はこういう考え方だ』という
自分のスタンスぐらいは持っておきたかった。
子供だったし、少しばかり右寄りに傾倒していたが
扇動的な大衆運動なんかを見ると馬鹿馬鹿しく感じていたりもした。

そんな時に色んな書籍を読み漁り
その中の一つに半藤一利の『昭和史』があったのだ。
内容はさて置き、当時の自分にとっては環境の変化の一部だった。
大人の嘘に騙されないように自分で見定めることの大切さを知ったのだった。

ちなみに映画の方は賛否両論あるだろうねぇ。
リベラルなおじさん方が観れば
『日本海軍を美化しすぎだ!けしからん!』と目くじらを立てるだろう。
まぁ半藤一利は海軍贔屓で有名だしなぁ。