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ウッシーのコラム

山月記の巻

2012年10月14日

秋の夜長だ何だと言いながら
それを堪能する余裕もなく
気付けば空も白んで日常がやってくる。

夜というのは人を変える。
前夜に書いたラブレターを翌朝読み返したりなんかすると
『自分は一体なんて恥ずかしいことを書いてたんだ』と
誰しもが言いようのない恥ずかしさを覚えるものだ。

夜は羞恥心を剥ぎ取り
本当の内面を浮き彫りにしてゆく。
しかし、自身の内面を認めることを恐れて
朝の明るみに安堵感を覚える。

高校時代の国語で『山月記』という話があった。
『臆病な自尊心と尊大な羞恥心』というテーマだったが
当時、どれだけ考えてもこの意味が分からずに
授業中に何度も発狂しそうになったのを覚えているが
大人になった今、何となく分かったような気がしなくもない。
つまりは夜と朝だ。
うむ。