アンバーグリスの巻
2012年08月30日
特大の竜涎香を8歳の少年が拾ったとニュースでやっていた。
竜涎香って何じゃい!と思う人は多いはず。
私もちょっと前まではその存在すら知らなかった。
ちょうど2年ほど前。
元CLOVERSのシゲ君が聞かせてくれたのが竜涎香の話だった。
まるで宝物でも発見した少年のように目を輝かせて
『竜涎香ってスッゲーんやで!』と興奮を抑えきれないでいた。
あれほど竜涎香について熱弁する人間は後にも先にも彼ぐらいだろうと思う。
その竜涎香。
希少価値が高く、その素晴らしい香りには酔い痴れるそう。
大きな塊を見つけたら一攫千金だという。
たまに海辺に流れ着くことがあるため
故郷である奄美大島の海辺をよく散歩したそうだ。
何ともロマン溢れる話だが
実はこの竜涎香、マッコウクジラの嘔吐物。
つまりゲロである。
正確に言うとクジラの腸内で発生した結石。
それが海を漂ってる間に宝石へと変化するのだ。
興味ある人は竜涎香探しの旅に出るのもいいかもしれない。
