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ウッシーのコラム

幸せのトンボ

2012年06月23日

大阪市内にはトンボがいない。
いや、いることはいるんだろうけど滅多に見ることがない。
田舎にいた時は夏から秋にかけて鬱陶しいぐらい飛びまわっていた。
授業中、窓からオニヤンマが入ってきて暴れ回るなんてこともあったっけ。

そういえば、ホタルの時期でもある。
僕の地元はそれなりに有名なホタルの観賞スポットだが
時代が進むにつれホタルの数が減っているのは事実だ。

普段はエコだ何だ言いながら誰だって文明の恩恵を受けて過ごしている。
しかし、実際に失ってしまったモノを実感すると
何だか胸の中の何かをギュッと鷲掴みにされたような
そんな取り留めのない感情に苛まれてしまう。

人間なんてみんな馬鹿だなぁと笑い飛ばせれば楽だが
小さな恋心のように胸の片隅にへばりついては
時折り揺らめいて、つい感傷に浸ってしまうのである。
たかがホタル、されどホタル。
警鐘を鳴らされても気付かない現代人は
実際に何かを失うことでしか過ちに気付けないのかもしれない。