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ウッシーのコラム

温泉のそれ

2012年05月10日

温泉に行きたくて気が狂いそうな毎日。
そう、僕は無類の温泉好きである。
僕が死んだときは、海の見える露天風呂とかに水葬してくれて構わない。
知らない人からすれば気持ち悪くて仕方がないと思うけど。

それぐらい愛してやまない温泉だが
昨今、外国人の温泉旅行ツアーがブームだとかなんとか。
これは一方的な偏見だと言われかねないんだが
果たして外国人に温泉の本当の魅力を理解出来るんだろうか?

日本の美意識のセンスは世界一だと確信している。
日本の偉人たちは、みんな変態だったとしか言いようがない。
侘び寂びなんていう美意識は、おそらく日本独自のものだろう。
『日本人やけど侘び寂びなんか分からへん!』と言う人でも
恐らく無意識に侘び寂びというものに落ち着きを覚えているはずである。
それが一番実感出来るのが温泉じゃないだろうか。

実際、温泉ってのはただ湯に浸かるだけの行為だ。
じゃあ何がいいのかと言うと、侘び寂びに癒されてるからではないだろうか。
華やかな喧騒から隔離された『虚無』の世界に入り浸る快感は
恐らく日本人のDNAに古くから組み込まれているものに違いない。
そういう意味で考えたとき
外国人はどういう見解で温泉を解釈しているのかが疑問である。
団体客が露天風呂でワイワイ騒いだところで
温泉の本質たるや、まるで見えてくるはずがない。

ひっそり寂れた温泉宿。
湯けむりの向こうで白熱灯が揺れて
時間さえ静寂の中に消え去ってしまう。
硫黄の匂いに遠い記憶を引っ張り出され
しばし人生の空白にたゆたう。

それが温泉の魅力やろがい!
分かっとるんか、外国人!
うぉぉー!